愛知教育大学附属岡崎中学校の学生と「鉄道の未来」をテーマに討議しました。

7月26日、愛知教育大学附属岡崎中学校よりご依頼をいただき、オンラインにて学生さんとの特別交流会に参加しました。

今回のテーマは、「鉄道の未来」「鉄道と経済との関わり」

鉄道業界を取り巻く様々な課題について議論し、皆様に多くの意見をいただけました。愛知教育大学附属岡崎中学校では、Lifework(ライフワーク)という生徒一人ひとりが日常生活や教科の学習から課題を見つけ、自らの体験に基づいて解決を図ったり、さらに追究を深めたりする学習に取り組んでいるとのことです。

テーマ①「鉄道の未来」について(I君)

I君は「鉄道の未来」をテーマに追究を進めており、地方鉄道事業者の現状と課題の調査、実際に直接鉄道会社へ取材を行っていたことを共有してくれました。その上で、将来における既存の鉄道路線のバス転換、混雑・閑散区間における事業者の今後の立ち位置、さらにはシェアリングエコノミー・モーダルシフトにまで議論は及びました。

テーマ②「鉄道と経済との関わり」について(K君)

K君は「コロナ禍で鉄道、沿線を発展させるためにはどうすべきか」をテーマに追究を進めており、大手鉄道会社におけるコロナ禍での経営状況の変化や業界全体で抱える課題やそれに対する解決案などを共有してくれました。自身の経験を基にした沿線が抱える問題や自治体の協力体制の提案など、具体性の高い議論となりました。

交流を終えて

コロナ禍における鉄道業界の将来課題は大変多く、中学生でさえも将来に向けて懸念を抱いていることも知れました。そんな中でも両名からは予想以上にハイレベルな質問や議論ができたので、率直に驚かされたとともに学生さんの柔軟な考え方は大変参考になりました。何より、活発な議論の場を作ることができたことが私どもにとっても一番有意義な機会でありました。ご参加された方々、ありがとうございました。

今後も様々な場所で、このような討議・交流を行っていきますので、皆様も是非ともご参加をお待ちいたしております。